CATEGORY
ターミナル・施設
羽田空港と都心を結ぶ電車には羽田空港第1ターミナル駅、羽田空港第2ターミナル駅と浜松町駅間を走る東京モノレールと、羽田空港第1・第2ターミナル駅と品川駅間を走る京急電鉄があります。
羽田空港の面積は1,515ha、成田空港が1,172ha、関西国際空港が1,068ha、新千歳空港が726haです。羽田空港の広さは東京ドーム約320個分に相当します。
羽田空港を利用する人のため、羽田空港の周辺には駐車場が5カ所設置されています。その収容台数は、第1ターミナル側のP1が2,351台、P2が2,315台、第2ターミナル側のP3が2,449台、P4が3,087台、第3ターミナル側のP5が2,910台です。ちなみに駐車場の運営会社はP1、P4、P5が日本空港ビルデング株式会社、P2とP3が空港支援機構東京事務所(一般財団法人 空港振興・環境整備支援機構)となっています。
第2ターミナルの全長は1.5㎞以上あり、端から端まで歩くだけで数十分はかかります。そのため、出発ゲート内には動く歩道が14本設置されています。この動く歩道は車椅子の横を人が並んで歩行できる幅1.4mの幅広タイプを採用。また速度も20~40㎞と変更できます。動く歩道の乗降口にライトと音声案内で注意喚起するほか、パレット部分に緑色のラインを着色し、ご高齢者や弱視の方にも運転状況・スピードを認識しやすい工夫を施しています。
羽田空港では例年のクリスマスシーズンには、毎年ターミナルごとに異なるテーマのクリスマスツリーが飾られ、クリスマスマーケットが開かれます。2023年には、第1ターミナルは「スイーツ」をテーマに、クリスマスクッキーやジンジャーブレッドなどのお菓子のオーナメントで彩られ、第2ターミナルは「ウィンタースポーツ」をテーマに、スケートやスノーボードなどのオーナメントで彩られました。
羽田空港の制限区域を走る車にはすべて空港内専用ナンバープレートの取得が必須で、専用ナンバープレートが付けられています。羽田空港内専用のナンバープレートの色はオレンジで、たとえば「RJTT JAL 3333」といった記載がされます。「RJTT」は羽田空港のICAO空港コードで、「JAL」は日本航空の車両という意味です。空港内で車両を管理する必要があるため、独自のナンバープレートを発行しています。
地下1階の中央、案内カウンターの後ろにエスカレーターもありますが、荷物も多いし…そんな時は地下1階の南北にあるエレベーターを利用してみては? 北側はANA FESTAの横と手荷物預かり所の向かいの2ヶ所、南側は銀行ATMコーナー横と丸亀製麺の奥の2ヶ所、そして中央の吹き抜け部分にもエレベーターがあるので、大きな荷物があっても安心して出発ロビーまで直行できますよ。
カームダウン・クールダウンスペースは、発達障害や知的障害、精神障害、認知症者の方やそのご家族が空港ご滞在中に慣れない移動や人混み、周囲の視線、音、光等の混在により不安やストレスを感じた際に気持ちを落ち着かせる場合や、パニックを未然に防ぐための場として利用できるスペースです。外部の音をなるべく遮り、外気温や湿度に左右されず、気持ちを落ち着かせることができます。カームダウン・クールダウンについては、公益財団法人交通エコロジー・モビリティ財団のホームページをご参照ください。
https://www.ecomo.or.jp/barrierfree/pictogram/calmdown-cooldown/
羽田空港の第2ターミナルの国際線施設は、2020年3月29日から供用を開始しましたが、コロナ禍で2020年4月11日から閉鎖していました。2023年7月19日から運用時間は日本時間で5時~13時30分で、ANAの国際線のロンドン、上海虹橋、香港、台北松山(2便)行きの計5便に使用されますが、今後拡充する予定です。
羽田空港では、P1~P5の各階を動物などのイラストで分別しています。P1駐車場では動物、P2駐車場では花、P3駐車場では海にまつわる生き物、P4駐車場ではフルーツ、P5駐車場は鳥のイラストで各階を分けています。
この筒状の造形物は、「エアブリーズタワー」といわれる省エネ空調設備です。地中熱を使って筒の上部から、夏はひんやり涼しく、冬はほのかにあたたかく感じる一定温度の空気をはき出すことで、外気の影響を受けやすい建物出入口付近の温度を効率的に維持しています。エアブリーズタワーは人が滞在する空間のみを局所的に空調することで、無駄な熱エネルギーを使わない工夫をしています。
羽田空港には4本の滑走路があり、各ターミナルの展望デッキからは航空機の離着陸を間近で楽しむことができます。第3ターミナルの5階部分にある展望デッキは、向かい側には第1ターミナルが見え、その間にはA滑走路や駐機場などがあります。国際線のカラフルな航空機が国内線ターミナルに比べて間近に見ることができます。「展望デッキの看板(各航空会社の尾翼一覧)に航空会社名だけでなく国名も表示してほしい」とのお客さまの声を反映し、展望デッキの尾翼サインをデジタルサイネージに変更し、各航空会社の本拠地等も掲載しました。また、より多くの方に楽しんでいただけるよう、展望デッキからご覧いただける東京スカイツリーなどのランドマークの解説、空港内のさまざまな専門車両、施設の紹介を追加しています。
第3ターミナル併設ホテル「ザ ロイヤルパークホテル 東京羽田」の1階にビジネスジェット専用搭乗施設が2014年9月30日に開業しましたが、2021年7月15日に新たなビジネスジェット専用のゲートがオープンしました。場所は第3ターミナル北サテライトの西側で、専用保安検査場や待合室、車寄せなどを併設し、24時間運用しています。施設の延床面積は約1500平方メートルで、出発と到着を分離した動線を採用し、保安検査場やCIQ(税関・入管・検疫)、待合室、車寄せ、一時駐車スペースなど専用のものが設けらています。プライバシーを確保しながら、短時間で円滑な出⼊国⼿続きが⾏え、第三者との接点も少なく、感染リスクの極小化も可能です。
1963年7月に国際線ターミナルビルは大増改築されましたが、その後も旅客の増加が続いたため、1969年4月に旧ターミナルビル本館の改修工事が実施されました。そして1970年4月の東フィンガー拡張の際に「動く歩道」が設置されました。なお、この東フィンガーの21番、22番ゲートにはローディングブリッジも新設されています。なお、現在は新ターミナルビルのため、この旧ターミナルビル本館および「動く歩道」は存在しません。
羽田空港のターミナルビル内には、飛行機の出発や到着を知らせる案内板が設置されています。航空会社はおもに利用者を対象としており、チェックインカウンターや保安検査場などに設置されています。空港が設置する案内板は、空港を利用される多くの方に見ていただけるよう、第1・第2ターミナルとも地下1階の案内カウンター近くに設置してあります。表示される項目ですが、出発の場合は時刻、行き先、便名、近くの保安検査場入口、空席状況、備考は、ともに共通です。一方で、航空会社の案内板は自社便とコードシェア便の搭乗口までの移動方法などが表示され、空港の案内板では時刻表にもとづいて、出発する航空会社すべてが表示されます。羽田空港のwebサイトでも出発・到着のご案内を表示していますので、ご旅行はもちろん、お見送りやお迎えで空港にお越しの際はチェックしてくださいね。
第2ターミナルのマーケットプレイスには巨大な和紙に描かれたアート作品は、芸術家千住博さんの『滝のオーロラ / AURORA OF WATERFALL』です。この明るい巨大な吹抜け空間に吊るされた作品は、下から見上げるとオーロラのように、階を上がることに滝のように見えます。第2ターミナルにお越しの際には、ぜひ注目してみてください。
第2ターミナルの「サテライト」搭乗口は46~48番です。サテライト行きバスは「サテライト(搭乗口46~48番)行きバスのりば」から約5分間隔で運行されており、第2ターミナルからサテライトまでの所要時間はバスの待ち時間を含め約10分程度。現在は連絡バスで結んでいますが、2025年3月頃には徒歩で移動できるように接続の建設工事が進めてられいます。
羽田空港の待ち合わせ場所となる時計台。第1ターミナルの2階出発ロビーには時計台1番~4番、第2ターミナルの2階ターミナルロビーでは、北から時計台1番~6番、第3ターミナルには3階出発ロビーのHカウンター付近1つ、Cカウンター付近に1つの計2つの時計台があります。
羽田空港ではコインロッカーが第1ターミナルに8カ所、第2ターミナルに5カ所、第3ターミナルに3カ所設置されています。その使用期間は第1ターミナル、第2ターミナルでは、使用開始日から数えて3日以内、第3ターミナルでは使用期間は7日以内で、使用期間を経過した場合は、収納物品を所定の保管場所に移し、その日から数えて30日間保管されます。
羽田空港ではロボット技術の活用を促進するため、「Haneda Robotics Lab」を開設し、その一環として開発されたのが株式会社インディ・アソシエイツの「mini MORK」です。黒い大きな目は厚さ2mmのスモークアクリル板となっており、その奥にカメラを配置。口の形に開いた穴の奥にMEMSマイクがあり、お客さまの声を聞き取ります。そして可動可能な小さな腕でお客さまへ方向を指し示したり、簡易なジャスチャーを行っています。
スマートレーンの導入により、搭乗客の準備が複数で行え、準備ができた人から順に検査に進むことができます。また、搭乗客がトレイを持ち運ぶ必要がなく、複数でも同時に検査レーンを利用できるため、これまでより混雑を緩和し、スムーズに手荷物検査を終えることができます。それにより、保安検査までの待ち時間を約30%短縮することができます。
スマートレーンを導入している代表的な空港は、羽田空港、成田空港、中部国際空港セン
トレア、伊丹空港、関西国際空港、新千歳空港が挙げられます。
羽田空港には楽しい旅行の思い出や記念として利用できる、羽田空港記念スタンプがあります。
その種類は第1・第2ターミナルが共通の1種類、第3ターミナルでは、「はねだ日本橋」、「富士山、羽田空港第3ターミナル」、「羽田空港第3ターミナル、桜」の3種類、合計4種類あります。是非、羽田空港記念スタンプを集めてみては?
第2ターミナルの金の翼(特選洋菓子)内にあるCLUB HARIEは、飛行機の機体ナンバーのプレートや窓、ギャレーの機内用トロリーなど飛行機の廃材パーツをインテリアとして利用した店内になっています。
大人気のバームクーヘンなどの商品もさることながら、見て楽しいショップです。
その遊び心は商品のパッケージにも工夫がされており、空港のエプロンを俯瞰した包装紙や、
飛行機を模したあけ口から開くと飛行機雲のようになるパッケージなど、羽田空港ならではの商品が販売されています。
羽田空港公式オンラインストア「HANEDA Shopping」でも一部商品を購入いただけます。
https://haneda-shopping.jp/goodsList.aspx?brdcd=879&searchfilter=000000001110&count=100&order=0
羽田空港は国土交通省の管轄ですが、税関や検疫など多くの行政、省庁の人たちが働いています。入国審査官は、日本を訪れる外国人の出入国の管理、日本に在留する外国人の在留管理、出入国管理及び難民認定法違反者に対する違反審査及び難民の認定に係る調査、受け入れた外国人との共生社会の実現に向けた受入れ環境の整備など各種の業務などを行います。入国審査官は国家公務員で、法務省の組織のひとつである出入国在留管理庁に属します。
TIAT SKY ROADのお祭り広場から展望デッキに向かう通路スペースには、各航空会社のモデルプレーンが37台展示されています。(2023年1月時点)こちらは主に羽田空港国際線に就航していた飛行機を展示していますが、新型コロナウイルスの影響などにより、すべての就航会社の飛行機を展示しているわけではありません。しかし、空港、飛行機、空の旅の期待感が高まり、飛行機好きでなくても楽しめるエンターテインメントスポットです。
1957年10月に新車10台でジャパンレンタカーシステムを設立して、レンタカー事業を始めました。これは正式許可事業として、レンタカー事業の許可第1号でした。翌年の1958年11月には新車11台を増車して、空港営業所のほか、田園調布営業所、渋谷営業所を開設しました。1963年には世界的大手レンタカー企業である米国のハーツ社と提携しました。
1931年(昭和6年)8月25日に、面積53haの敷地に、延長300m幅15mの滑走路1本を設けた、日本初の国営民間航空専用空港「東京飛行場」として開港しました。終戦後、進駐軍に接収され、「ハネダベース」となりますが、1952年(昭和27年)7月に返還され、「東京国際空港(通称・羽田空港)」と改称されました。「東京飛行場」が開港した8月25日を「東京国際空港開港記念日」としています。ちなみに2月17日は「中部国際空港開港記念日」、5月20日は「成田空港開港記念日」、9月4日は「関西国際空港開港記念日」となっています。
羽田空港→東京ディズニーリゾート®へのリムジンバスの運行は8時35分から14時30分までは約10分おきに、それ以降は15分、20分おきに出ています。東京ディズニーランドまでの所要時間は約25分、ディズニーシーまでは約30分です。
日本の航空会社が定期便を運航している空港の中で一番標高が高いのは長野県にある松本空港で、標高は657.5mです。松本空港ではJAL(日本航空)グループとFDA(フジドリームエアラインズ)が定期便を運航しています。2位は福島空港で、標高は372m。ちなみに羽田空港の標高は6.4mです。
羽田空港の滑走路はA滑走路(3,000m)、B滑走路(2,500m)、C滑走路(3,360m)、D滑走路(2,500m)の4本があります。空港の滑走路はその長さにより、運航する機材や展開路線に規定があります。たとえばB-747、B-777、MD-11など大型ジェット機は原則として2,500mの滑走路の長さ、A-300、B-767、B-727などの中小型ジェット機は2,000mの滑走路の長さが必要と航空法施行規則第75条にて定められています。
海上保安庁は北から南の離島まで、日本全国を11の管区に分けて海の安全を監視しています。東京をはじめとする関東一帯を担うのが「第三管区」です。羽田航空基地は、領海排他的経済水域、1000海里を超える救難海域など所属航空機7機を運用し、海上保安や業務遂行に当たっています。羽田特殊救難基地は、1隊6名からなる6隊の特殊救難隊が所属し、全国各地で発生する、「転覆船内等からの人命救助」「危険物積載船等からの火災・爆発の鎮火」「高度救急処置を要する傷病者の救助」などの海難に当たっています。
空港ターミナルビルの清掃業務は床やトイレ、案内板や窓ガラスまでと多岐にわたり、用いる洗剤は80種類以上、モップやクロスなどの道具も数十種類用います。汚れは泥汚れや油汚れ、食べこぼしや飲みこぼしなどさまざまで、汚れの性質や場所に合わせて清掃道具を使い分けています。空港の清掃に携わる清掃員は約1,000名以上。その清掃員の中で唯一、環境マイスターの肩書を持つのが新津春子さんです。新津春子さんは中国残留日本人孤児2世として生まれ、17歳で家族と共に来日。言葉が通じなくてもできるという理由でビル清掃を始め、30年以上にわたりその道を極めました。現在は後進の指導や講演で全国を飛び回る傍ら、「環境マイスター」としてハウスクリーニング事業にも進出。YouTubeも開設し、清掃のワザをお伝えしています。
羽田空港アクセス線は2021年1月に国土交通省が鉄道事業を許可し、開業予定は2029年度です。東海道貨物線の一部を旅客化し、羽田空港の第1ターミナルと第2ターミナルの間に羽田空港新駅を設け、東京貨物ターミナルまで新線を建設します。「東山手ルート」は羽田空港-東京駅を結び、所要時間は約18分。「西山手ルート」は羽田空港-新宿駅を結び、所要時間は約23分。「臨海部ルート」は羽田空港-新木場駅を結び、所要時間は約20分。羽田空港アクセス線の開通により、都心と羽田空港の“距離”はグッと縮まります。
ターミナル地下1階に降りて京急線へ向かうエスカレーターでさらに地下へ降りると、京急線改札の近くに連絡通路があります。所要時間は4〜5分程度です。そのほか、第1・第2ターミナル間の移動には、連絡バス、モノレールがあります。シャトルバスでは3分程度で移動できますが発着時間によっては、数分の待ち時間がある場合もあります。また深夜は運行していない時間帯もありますのでご注意ください。
2022年9月現在、羽田空港ターミナル内にある喫煙所は、第1ターミナルが12カ所、第2ターミナル14カ所、第3ターミナルが20カ所の合計46カ所です。2020年4月に改正健増法が全面施行され、屋内は原則禁煙になりました。喫煙専用室などに限られますので、決められた場所以外での喫煙はやめましょう。
この木札はファーストクラスのチケットを模したデザインとなっており、裏には「旅立ちは昔も今も日本橋」の川柳が印字されています。この木札は絵馬の役割もあり、自販機の隣に設置された机にはペンなどが置かれ、願い事を記入することができます。願い事が書かれた絵馬は、「お祭り広場」と呼ばれる広いスペースの壁に掛けられます。旅に向かう前に、羽田空港を訪れた記念に、ぜひ願いごとを書いて飾ってみてください。
木札 510円(税込)
2012年3月9日に完成した、羽田空港第1ターミナル出発ゲート内にある屋内庭園「花の楽園-緑の詩をきかせたくて」。約150㎡の空間にシルクジャスミン、ベンジャミン、ガジュマル、タイワンモミジ、フランスゴムなど、約75種類約900本の樹木を植えられています。石原和幸氏は2011年3月の東日本大震災後に被災地を巡り、「美しい日本の原風景や自然と共に生きる心を世界中の人々に伝えたい」という思いから、英国「チェルシーフラワーショー」に出展。その作品を羽田空港内に再現しました。
主翼端で発生する空気の渦を整えることで、空気抵抗を減らす効果がある小さな翼「ウイングレット」。これにより、条件にもよりますが長距離便では4~5%ほど燃費も向上すると言われています。航空機メーカーや機種により呼び方は異なりますが、近年では多くの旅客機が装備しています。また、最新型の旅客機では翼状でなくても、同じような効果が得られるように設計されている機種もあります(ボーイング777Xや787シリーズなど)。このウイングレットを装備せずにデリバリーされた機体でも、後から装着するケースもあります。例えば、ANAが運航するボーイング767-300ERには、日本でウイングレットを装着した機体もあります。
現代の旅客機は一般的に機体尾部に『APU(Auxiliary Power Unit)』という補助動力装置という小型のガスタービンエンジンを搭載しています。このAPUを稼働することで、駐機中でもエアコンや電力の使用が可能となっています。また、APUはジェットエンジンを起動するために必要となる圧縮空気の供給も行います。羽田空港では環境問題への取り組みから、APUの使用に時間制限を設けるなど、さまざまな条件があります。とはいえ、到着時や出発準備中は空調や電気が必要ですから、排気口から高温の排気ガスや湯気が立ち上っていますが、旅客機には重要な装備なのです。
羽田空港第3ターミナルで使用されている搭乗橋では、バリアフリーが徹底されていて、ステップレス搭乗橋が世界で初めて採用されています。
その特徴は、段差がなく、雨樋がなくなっているため、トンネルの横幅が広くなっています。
また、外の景色が見えるガラス張り仕様も世界初の試みです 。
花火やクラッカー、発煙筒は危険物の「火薬類」に該当し、爆発する可能性があるため、航空機で輸送してはならず、また航空機内にも持ち込んではいけないことが航空法第86条に定められています。弾薬は航空機内に持ち込むことはできませんが、航空輸送はOK。しかし、総重量5㎏(包装込)以内で、施錠が可能な頑丈な容器が必要など、規制がかかっています。
4つの駐車場を合わせると1万202台が駐車できる羽田空港。駐車料金は30分あたり150円で、通常期の5時間以降は一律1,530円となっています。また、2日目以降は1時間300円ですが1日目と同様、5時間以降は一律3,060円となっています。つまり、1日最大1,530というシステムです。では丸3日、72時間の駐車料金はというと、1,530円✕3日なので4,590円です。また、羽田空港の駐車場は見送りやお迎えなど、30分までの駐車が無料となっていますので、ぜひご利用ください。
空港や港湾、国際郵便局で働く検疫探知犬(動植物検疫探知犬)は現在、日本各地で140頭ほどが活躍しています。検疫探知犬となる犬種のほとんどがビーグルで、ラブラドールレトリバーは数十頭ほど。ビーグルは臭いを嗅ぐ能力と目標物を追う能力が高く、身体が小さいので狭いところでも行動ができ、旅行者への恐怖感を与えないことから、海外の空港でも検疫探知犬として採用されています。羽田空港ではビーグル犬の「絆(きずな)」号など、5頭が活躍しています。
東京湾を埋め立てて建設された羽田空港。ターミナルビルからも海が望めるほどですから、海抜が高くないのはご想像のとおり。それでも、第1ターミナル1階で約4.6メートル、第2ターミナル1階で約5.4メートルの高さとなっています。大津波警報や緊急地震が発表され、避難のアナウンスがあった場合は海抜10メートル以上の避難階へ(いずれも2階以上へ)と避難してください。第1ターミナルでは、2階が海抜10.6メートル、3階が15.5メートルとなり、第2ターミナルでは、2階が12.3メートル、3階が17.3メートルの高さとなっています。また、避難の際は、空港職員の誘導指示に従って避難しましょう。
会場であるギャラクシーホールは飛行機の離発着を臨む幅30mの大きな窓があり、滑走路を一望できるパノラマビューが最大の魅力。離着陸する飛行機が間近で見ることができ、晴れた日には富士山が眺望できる、最高のロケーションといえるでしょう。ここ数年は新型コロナウイルスの影響で、結婚式を自粛される中、2019年は41組、2020年は9組、2021年は21組のカップルが「空婚」を挙げられました。
羽田空港のターミナルビルには普段前を通っているのに、意外にも気づかない施設も少なくありません。1階、到着ロビーの吹き抜け近くにある「空港サービスセンター」もその1つ。ここでは空港内での忘れ物などの電話対応といったお問い合わせのほか、空港案内ロボット「mini MORK」の操作などを行っています。また、ラジオの交通情報、「羽田フライトインフォメーション」も、ここ空港サービスセンター内のスタジオで行っています。
羽田空港には3つのターミナルビルがあり、第1ターミナルは地下1階/地上6階建て+展望デッキで高さは30メートル、第2ターミナルは地下1階/地上5階建てで高さは32メートル、第3ターミナルは地上5階建てで高さは25メートルです。「日本の首都、東京なので高層ビルの空港だったらカッコいいのに」と思う方もいそうですが、空港周辺には『制限表面』という規制があり、飛行の障害とならないよう、一定の高さを超える建物は建てられないことになっています。唯一の例外は管制塔ですが、ターミナルビルは周りに高い建物がないため視界が開けており、第1ターミナル展望デッキからは遠く富士山、第2ターミナルの展望デッキからは東京湾を挟んだ対岸の千葉県の工業地帯まで見渡せます。
とても広い羽田空港では、数多くのレストランやショップ、各種サービス施設があります。例えば、通い慣れた方でも「ATMどこだっけ?」「一番近いコインロッカーは?」というコトもあるはず。そんなシーンでのご案内で活躍しているのがインフォメーションカウンターに設置の「mini MORK」。第1ターミナルと第2ターミナルの案内カウンターにいる「mini MORK」はAIの搭載を前提に開発されたロボットで、現在はAIでの対応と、遠隔操作で空港サービスセンターから案内を行っています。空港内で何かお困りごとがあるときは遠慮なく声を掛けてくださいね。
羽田空港ターミナルにはさまざまなトイレが設置されています。補助犬用トイレは盲導犬、介助犬、聴導犬などが利用できるためのトイレで、第3ターミナルビル1階にあります。使用するには案内所で補助犬トイレの鍵を開けてもらう必要があります。補助犬トイレの内部は3メートル×3メートルくらいで、人工芝が敷かれた箇所で排便をさせることができます。そのほかにも羽田空港ターミナルにはさまざまなトイレが設置されていて、第1ターミナル76カ所、第2ターミナル84カ所、第3ターミナル30カ所のトイレがあります。
旅客取扱施設利用料は、旅客ターミナルにおけるロビーやゲートラウンジなどの旅客共通の利用に供する施設に係る費用に充当するものです。2022年3月1日搭乗分から大人(満12歳以上)290円から370円に、小人(満3歳以上12歳未満)140円から180円に上限認可額を変更しました。ちなみに国際線旅客取扱施設利用料は、出発旅客で大人(満12歳以上) 2,950円、小人(満2歳以上12歳未満)1,470 円、乗り継ぎ旅客で大人(満12歳以上) 1,470円、小人(満2歳以上12歳未満)730円となっています。
江戸時代の五街道の旅の起点であった「日本橋」。それを模した「はねだ日本橋」は現代の空の旅の出発点として第3ターミナルに設置されました。この橋は吉野産の総檜造りで、幅・長さとも当時の日本橋のおよそ半分のサイズで復元されています。また、壁面には「江戸図屏風」より各名所を取り上げ、江戸の町の賑わう様子を陶板壁画にて表現されています。江戸時代初期の江戸市街地および近郊の景観を画題として描かれ、まるでタイムスリップしたかのような感覚を味わえます。
「令和2年度航空貨物動態調査報告書」(国土交通省航空局)によると、羽田空港に到着する航空貨物のうち、那覇空港から羽田空港への航空貨物量は94,005kgで1位、それ以降は福岡空港から羽田空港への76,404kg、新千歳空港から羽田空港への65,698kgとなっています。空港間の流動量をみると、発送量・到着量の多い空港は羽田、大阪、那覇、福岡、新千歳の5空港で全体の80%半ばを占め、中でも羽田空港は発送量44.3%、到着量22.9%と大きな割合を占めています。
『カスタム君』は麻薬探知犬をモデルとした税関イメージキャラクターです。名前は、英語で税関をCUSTOMS(カスタムス)ということから名づけられました。
密輸防止の街頭キャンペーンや税関展、広報ビデオやパンフレットなど、さまざまな場において、税関の広報活動に貢献しています。
(画像:東京税関 ご提供)
羽田空港のターミナル間無料連絡バスは、Aルート:第1ターミナル→第2ターミナル→第3ターミナル間を1日85便、Bルート:第1ターミナル→第2ターミナル間を1日30便、Cルート(深夜):第2ターミナル→第3ターミナル間(現在運休中)にて運行しています。(2022年6月現在)
搭乗時、手荷物を航空会社に預けるとテープ状の手荷物タグが取り付けられます。タグには便名や航空会社名、そして行き先を表す3レターコードが印刷されます。この3レターコードはIATA(国際航空運送協会)によって定められ、世界1万以上の空港に対応しており、日本の空港にも3文字のコードが割り当てられています。多くは都市名に則った文字で、羽田はHND(HaNeDa)、伊丹空港はITM(ITaMi)となっています。那覇空港のOKAのようにちょっと分かりづらいケースもある一方で、壱岐空港はIKIと空港・地域名そのまま、というケースもあります。
近年、セレブやミリオネアたちに人気のプライベートジェット。6~7人が乗れる小型の機体では5~6億円、15人ほどが乗れる高級モデルでは約50~80億円と言われています。海外VIPなどがプライベートジェットで来日!というニュースを耳にすることもありますが、日本でもオーナーや利用者が増えています。さて、羽田にはこうした利用者に対応する、24時間運用の専用施設「ビジネスジェット専用ゲート」があります。この専用施設には受付カウンターや待合室、保安検査場、出入国関連施設、専用車寄せもあり、利用料は到着または出発1回の利用につき30万円(税抜)となっています。
第1ターミナル1階に神奈川歯科大学羽田空港第1ターミナル歯科が開設されています。我慢できない痛みにもすぐに対応してくれます。なお、東京国際空港診療所では「航空身体検査」が受けることができ、この「航空身体検査」は操縦練習許可証明書、第1種(プロのパイロット、事業用操縦士)、第2種(プライベート、自家用操縦士)を取得する際に必要となります。※ちなみに第3ターミナル2階から直結している京急線エリア内には神奈川歯科大学羽田空港第3ターミナル歯科があります。
羽田空港ターミナルで約100万kWh、国内貨物ターミナルで約110万kWh、空港施設で約120万kWhを発電しています。環境省のデータによると、1世帯当たりの年間消費電気量は、全国平均で4322kWh。これらを計算すると、概算で1018世帯となります。なお、羽田空港の太陽光エネルギーは24時間運用する大型冷蔵庫や自動仕分け装置などのさまざまな設備を稼働するための自家消費に充てられています。
羽田空港の国内線は航空会社により利用ターミナルが異なります。第1ターミナルは日本航空、日本トランスオーシャン航空、スカイマーク、スターフライヤーの4社が乗り入れています。この中でスターフライヤーはターミナル南側に位置する、1番から3番搭乗口を主に使用しています。とはいえ、専用というわけではなく、日本航空も使用しているので、ご出発の際はご注意を。また、一部の便はバスでの移動をともなうオープンスポットからの出発となることもあるので、空港には早めにお越しくださいね。
日本の空の玄関口として、海外から訪れる人も多い羽田空港。ユニバーサルデザインの観点から、出発・到着案内板などは複数言語での案内を行っています。とはいえ、世界中の言語での案内は難しいこともあり、利用者の多いアメリカをはじめとした英語圏向けの英語表示、そしてアジア圏に向けた中国語、韓国語の3か国語が表示されています。ちなみに、2019年の国別訪日客は、アメリカとイギリスの合算で約215万人、中国が約960万人、韓国が約560万人で、タイは約132万人となっています。(日本政府観光局調べ)
動物の病気が侵入しないよう、世界各国で実施されている動物検疫。犬や猫といったペットのほか、牛や馬といった家畜も輸出入時には動物検疫所での検査が行われています。日本では農林水産省の傘下に動物検疫所があり、横浜にある本所のほか、北海道・東北支所、成田支所、羽田空港支所、中部空港支所、関西空港支所、神戸支所、門司支所、沖縄支所があります。
「気をつけていたけど、うっかり忘れてしまった……」というのは誰にでもあること。羽田空港での落とし物や忘れ物は「国内線」か「国際線」か、または「保安検査前」か「検査後」かで異なります。国内線の場合は、第1ターミナル1階中央にある落とし物センターに届きますが、2021年度に最も多く届いた落とし物・忘れ物はワイヤレスイヤホンでした。ポケットやバッグから落とさないように気をつけましょう!
羽田空港内には至る所にスマホやPCが充電できる設備が設置されています。特にゲートラウンジ内には携帯電話充電スタンドが多く並んでいます。このスタンドの下には蓄電池が内蔵されており、もし停電した場合でも充電できるように備えてあります。その数約2万台分。1カ所に搭載するUSBポート(8ポート)に対し、約200人(1人当たり30分間)が順次使用する想定で計算しています。
羽田空港内に14カ所ある旅客総合案内カウンターやインフォメーション(現在は、一時的に閉鎖しているカウンターもあります)。ここでターミナル施設案内、フライトインフォメーション、交通アクセスなど、お客さまのご要望にお応えする案内係が「エアポートコンシェルジュ」です。エアポートコンシェルジュの業務は、案内カウンターだけでなく、空港総合電話応対やロビー巡回によるご案内、館内放送、旅客アテンドサービス、お忘れ物の取り扱い、ラジオ放送なども行っています。2022年4月末現在、約130名のエアポートコンシェルジュが活躍しています。
資源リサイクルのためにも欠かせない「ゴミの分別」。羽田空港では「ペットボトル・カン・ビン」、「新聞・雑誌」、「その他」のほか、一部には「弁当箱」用のゴミ箱も設置されています。また、国内外から多くの利用者が訪れるので、日本語のほか、英語・中国語、韓国語で分別が表示されるほか、イラストも描かれています。出発の待ち時間に空弁などを食べる方も多いと思いますが、食べ終わったゴミはゴミ箱に捨てましょう。
1963年に財団法人日本航空協会の航空神社として分霊を勧請して創建された「羽田航空神社」。1993年には現在の第1ターミナルの開業に伴って、現在の1階フロアに遷座しました。航空業界の発展や安全を祈念する神社としてはもちろん、近年では飛行機が“落ちない”にかけて、受験生が訪れるパワースポットとしても注目を集めています。
全国には風景や名所が描かれた「風景印」と呼ばれる消印が用意される郵便局があります。羽田空港には第1ターミナルの1階、到着ロビーに羽田空港郵便局がありますが、こちらも風景印が配備された郵便局のひとつ。旅客機と管制塔、第1と第2ターミナルの間にある羽田スカイアーチを題材としたデザインとなっています。切手を貼ったハガキを持参すれば、押印してもらえます。
羽田空港では災害有事や救急要請に備え、空港分署ターミナル分駐所が開設されています。救急車や消防車に加え、航空機事故に備えた大型化学車、泡原液搬送車、特別救助隊が配置されています。また、総合防災訓練を年2回、消防署員や空港職員が中心となって安全確保・避難誘導・初期消火の初動訓練、震災時に身を守る訓練などを行っています。さらに多数発生した場合の救急要請に備え、AED操作を含む心肺蘇生法などの救命講習を開催し、年間500人ほどが受講しています。
羽田空港には各ターミナルに隣接した駐車場があります。第1ターミナルの「P1」は2351台、「P2」は2315台、第2ターミナルの「P3」は2449台、「P4」は3087台、第3ターミナルの「P5」は2910台が収容できます。これらすべてを合わせると、なんと1万3112台のクルマが駐車できます(2022年3月31日現在)。約2万台と言われる東京ディズニーリゾートには敵いませんが、関東でも最大規模の駐車場です。
東京における空の玄関口として発展してきた羽田空港。航空の安全と今後の発展を記念して、1963年に航空神社から分霊した羽田航空神社が創建されました。1993年には第1ターミナルの開業にあわせて場所を移し、現在は3つのターミナルの真ん中の第1ターミナル1階のさらに中央の吹き抜け近くにあり、羽田空港全体の中央に位置しています。パワースポットとしても知られる羽田航空神社、おでかけの際には楽しく安全な旅になるようお参りしてみては。
羽田空港には3つの旅客ターミナルがありますが、すべてに飛行機が眺められる展望デッキがあります。訪れてみると「広いなあ!」と思うこの展望デッキ、第1ターミナルは上下2フロアを合わせて約1650平米、第2ターミナルが南北合せて約5400平米、第3ターミナルが約3300平米で、合計すると約1万350平米という広さ。1面約260平米のテニスコートに換算すると、なんと40面分にも相当します。
羽田空港をよくご利用される方でも、ついターミナルを間違えた!ということもあります。ターミナル間を結ぶ連絡バスもありますが、第1ターミナルと第2ターミナルは地下通路でも結ばれています。「ええ?すごく遠いんじゃないの?」と思うかもしれませんが、その距離は約400メートル。不動産の表示に関する公正競争規約によると、人が歩くスピードは1分80メートルなので約5分。途中にはエスカレーターや動く歩道もありますが、他の人もいらっしゃいますから、慌てていても移動のときは気をつけて。
国内線のハブ空港である羽田空港。乗り継ぎの際にターミナル間を移動する利用者も少なくありません。「荷物もあるし、歩くのも遠いな…」という時に便利なのがターミナル間を結ぶ、無料連絡バス。現在は第1ターミナルを中心に、第2ターミナルと第3ターミナルを「8の字」を描くように運行されています。乗車時間は第1・第2ターミナル間は約3分、第1から第3は約5分、第3から第1は約7分です。
広い羽田空港ゆえ「待ち合わせはどうしよう?」という方も多いのでは。第2ターミナル2階の出発ロビーには待ち合わせに便利な時計台があります。中央の吹き抜けから北側には時計台1から4番、南側には時計台5と6番、合計6つの時計台があります。ちなみにソラシドエアとAIRDOは北側にカウンターがあるので1番が便利。遠くからも見やすい時計台ですから、ご利用の航空会社に合せて「待ち合わせは何番でね!」という感じでご利用してみては。
飛行機での旅行といえば、スーツケースやお土産も一緒にというシーンも少なくないはず。「ちょっと早く空港についた」「帰るまえに食事でも」というときに便利なのがコインロッカー。羽田空港には小さなモノからちょっと大きなモノまで預けられるコインロッカーが各所にあります。第1ターミナルでは、地下1階のフロア両端に各1ヶ所、到着ロビーのある1階は吹き抜けの近く、南側と北側に各1ヶ所、出発ロビーのある2階は両端と中央北側と南側の4ヶ所、合計8ヶ所のコインロッカーがあります。
「ATMってどこだっけ?」「長時間フライトで疲れたからマッサージないかな。」そんな時、広い空港内を探し回るのもちょっと大変だったりします。そういう時は案内カウンターにお尋ねください。出発前エリアだけでも、第1ターミナルには4ヶ所(地下1階中央、マーケットプレイス/1階中央、マーケットプレイス/2階南ウイングと北ウイング)、第2ターミナルには3ヶ所(地下1階中央、マーケットプレイス/2階南側と北側)の3ヶ所に案内カウンターがあります。